昨日3/10に行われた、3回目の「天皇の退位等に関する皇室典範特例法案に対する附帯決議に基づく政府における検討結果の報告を受けた立法府の対応に関する全体会議」(皮肉を込めてフルで書くよ)。今回も立憲・馬淵澄夫議員が大奮闘だった一方、2回目の時にこのブログでポストを批判した参政党の神谷宗幣は安定の酷さ。
内容の批判に入る前に、前回2回目の時のポストと並べてみると、
もう完全なテンプレートですね。男系固執してれば保守ぶれる(←一時が万事、これが象徴する)、参政党周辺を取り巻く思考停止が如実に表れていると感じます。
さて、神谷ポストですが
「先例が、憲法が、法律が」と論点を拡散していても何も進まない。時間の制約もあるのだから、何のためにやっているかを明確にし、論点を整理してやって欲しいと意見を述べました。
この人は、なぜ自分がこの会議に参加しているかを理解しているのでしょうか?
立憲主義国家である現代日本の国民統合の象徴たる天皇、および皇室の事を決めるには、憲法、法律に則るのが大前提だから、立法府の各政党が集まって議論してるんじゃないですか。
そもそも皇室典範を法律にしてしまったことに問題があると私は感じます。
それであれば、「全て天皇陛下のご意向に沿います」と議論参加を辞退した方がまだ筋は通りますが、参政党は(多数の国民の感覚と遊離した)男系固執の主張を続けています。
本当は、きちんと議論すればする程、男系固執のアラが浮き彫りになり、その問題点が国民にも知れ渡ってしまう事を恐れているのだろうけどね。
もう、何回でも出しますが、この「側室発言」に象徴されるように
実際に安定的な皇位継承を実現する情熱など無く、「保守ぶりっ子」していれば喜ぶ安易な支持層へのアピールの道具として、天皇、皇室を使いたいだけなのでしょう。
国会で法に関する議論を行う事を放棄するなら、いますぐ議員も政党代表も辞任して、私的に好きなだけ放言すれば良いではないか。責務を放棄するな!